ドクタースリープ 感想

ドクタースリープを公開初日レイトショーで観てきた

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個人的には大変満足な2時間強

リアルとフィクションが絶妙に混同し少し強引な設定も違和感なく表現されていた

シャイニングでは不明確なホテルの謎もシャイニングについても掘り下げていたと思う

 

このしょうもない感想を読む前に、まずシャイニングとドクタースリープを観てほしい。

そして作品をほめるもけなすも観てからにしてほしい。

 

 

以下感想とか(時系列無視)

前作でもシャイニングを使っていた・使えていたのはダニー、ハロラン、ハロランの祖母と多数いたように、今作では能力の違いや強弱はあれどたくさん登場していた。

話が進む中でダニーの二重人格トニーについても、実は二重人格ではなく、どこか遠くに実在するトニーなのではないかと推測できる

 

ひっくりかえるような展開はないが、敵味方がすごくわかりやすいしバトルシーンなんかもシャイニングの続編ということを忘れさせるくらいの清々しさがあった

彼らが死んでいく描写はなかなか醜くて見惚れてしまうほど

 

ローズたちの設定もどこかで観たような観てないようなものだがシャイニングがあり得る世界ならあり得るだろう

野球少年が殺されていくシーンはどこか儀式めいたものを感じ正気を吸う彼らの貪欲さは屍肉を食うハイエナの食事シーンのようでなんとも言い難い

 

個人的に特に点数が高い点といえば、登場人物のシャイニングについて物わかりが良いこと。

よくあるパターンだと警察や親に信じてもらえずもやもやする時間が多少準備されがちなのだがそれがない。足踏みせず進んでいくのは観やすかった。

シャイニングでもウェンディはトニーを認めていたし、物わかりが良いと話が進みやすいのだなと。ダニーの友人も半信半疑ながらも死体掘り起こしや狩りに尽力してくれたのは嬉しい

彼もまた自覚のないシャイニングだから、と言えば納得もいく。

 

ただ個人的には場所を選ばずローズと決着をつけて欲しかったなと。

やはりことの発端となるホテルでケリをつけるのが筋といえばそこまでなのだが、双子ちゃんや血の溢れるドアなど変に踏襲しすぎかなとは思った。

斧を振り下ろすカメラワークがまんまなのは良かった。

 

なぐりがきだけどとりあえずここまで

 

 

怖い夢みたら大きい箱に入れてやろう